
日本の経済と生活を支える金融システム。その裏側には、24時間365日絶え間なく稼働するICTインフラが存在します。OKIクロステックは、金融オンライン化の黎明期から約70年もの歴史の中で、金融端末からATM、ネットワークシステムまで、日本の金融市場の発展を支えるICTシステムのサポートサービスを提供しています。

AT-100
1950年代、日本では初めてオンライン端末による為替交換網が構築されました。その第一歩となったのが、1958年にOKIが納入したテレタイプ為替交換網です。1970年にはキャッシュディスペンサー(CD)を納入、1972年にはOKITAC-1300ターミナルシステムによる“第二次オンラインシステム”が始動。金融業界の自動化・効率化の時代を切り拓きました。
1982年、世界初となる紙幣還流型ATM(AT-100)がOKIの技術で誕生。現金自動預け払い機の概念を一新し、ATM利用の利便性と日本の金融インフラの信頼性向上に大きく寄与しました。その後も次世代ATM(AT-300シリーズ)、高機能・高品質を追求したATM-BankIT、省スペースATM(CP21シリーズ)。海外向けATM(ATM-Recycler G7)など革新の技術を提供。
ATM-BankIT ProⅡ
現金の流れとデジタル社会の融合を実現する、まさに“金融社会の縁の下の力持ち”です。

金融システムは納入して終わりではありません。そのむしろ“稼働し続けること”が本当の価値です。OKIクロステックは、全国約1,200名のカスタマーエンジニア(CE)体制と、各地に配置されたお客様専任サービスSEによるきめ細かなサービス網で、導入から保守・運用・障害対応まで一貫してサポート。オンラインシステム黎明期からこれまでの実績は「安心して任せられるパートナー」として金融市場のお客様から厚い信頼を得ています。
これらの実績の積み重ねこそが、お客様に安心と信頼を提供するOKIクロステックの「DNA」です。
日本の金融システムを70年にわたり守り続けてきた経験は、同業他社にはない確かな強み。過去の大規模システム移行や新紙幣切替といった高難度プロジェクトも着実に完遂してきました。

国内約1,200名のカスタマーエンジニア(CE)とお客様専任サービスSEが、日本全国のお客様をサポート。地域ごとの課題も現場力で対応できます。
システム導入・保守・運用から、サプライ用品提供まで、必要なソリューションを全てワンストップで提供。お客様の運用負荷・コストを大幅に軽減します。
ATMトラブルの“予兆”見逃さない先進的なサポートサービス。常に安定して稼働しなければならないATMのために最適化された、OKIクロステック独自のサービスです。
地震・豪雨など日本特有の自然災害に対しても、BCP(事業継続計画)に基づく迅速な復旧体制を整備。実践的な復興支援経験を積み重ねています。

コールセンターでの一次受付対応から、機器・システムのリアルタイム監視まで、業務のアウトソースに最適です。日々の運用負担を大幅軽減します。
金融市場の安全と安心を守る――
「ATMの中に現金があるだけでは金融サービスは成立しません。ATMが動き続けてこそ社会のライフラインが保たれます」。
その言葉通り、OKIクロステックは、災害時にも全国に張り巡らされたサポート網とネットワーク技術を組み合わせ、金融システム(ATM・端末)が途切れず稼働する社会インフラを支えてきました。
OKIクロステックは阪神淡路大震災(1995年)以来、事業継続計画(BCP)の策定と災害対応体制の強化を重ねてきました。2011年東日本大震災、2024年元日の能登半島地震とも、地震発生直後7分で災害対策本部が起動。リモート監視によるATMやネットワーク状況把握、現地復旧スタッフの派遣など、金融インフラの早期復旧を支援しています。

「社会の大丈夫をつくっていく。」
この理念のもと、私たちはICTと現場力の融合で金融インフラの安心・安全を守り続けます。金融システムの進化に伴う新しい課題にも、歴史と実績で積み上げた“現場の知恵”と技術で応えます。
金融市場の皆さまが安心して利用できる、真のパートナーとしてのサポート。それがOKIクロステックの誇りです。
導入検討から運用の課題、ご要望まで、何でもお気軽にご相談ください。約70年の経験と日本全国をカバーするサービスネットワーク、そして現場力で、お客様の金融システム運用に“安心の未来”を提供します。


