入社が決まり、上京するための引越し準備をしながら、不安というよりも、同期入社の人たちとの出会いと入社したらどんな仕事をするのかという期待感のほうが大きかったと思います。学生時代、子供のキャンプを企画・運営するボランティアサークルに所属していたこともあり、人と話すのは好きでしたし、「チーム」で仕事がしたいなという思いを持っていました。この会社を知ったきっかけは、学校の先生から紹介されたこと。会社説明会で事業内容の説明を聞いた時、私たちの生活で当たり前のように利用されており、企業でも必要不可欠な「電話設備」の構築から保守までを一貫して行っているという点に魅力を感じ入社したいと思いました。入社後、見るもの、聞くこと全てが初めてのことばかりで、自分自身の経験のなさ、知識のなさを痛感し、そのたび、「仕事をする」ということの大変さと責任の重さを感じました。
新入社員研修を経て、情報通信分野の保守部門へ。配属されてすぐ、先輩社員のサポートという形ですが、数か月間の長期案件に携わることになりました。私の主な業務は、システムの試験を行うための準備資料の作成でしたが、工期が長いだけに準備する資料も膨大となり、2か月間はパソコンに向き合いながら仕事をしていました。おかげで、入社時はあまり使えなかったExcelスキルは大分上がったと思います。お客様との打ち合わせなど、重要な部分は先輩社員が担当し、私は見るだけでしたが、話し方や仕事の進め方はとても勉強になり、今でも仕事をする上での基礎になっていると感じています。その後、現在の電気設備の施工部署に異動となりました。今まで経験してきた分野とはまた違う新たな領域への挑戦ということで、正直な気持ちとしては、期待よりも不安のほうが大きかったです。携わる現場では、若い方からご年配の方、明るい人や職人気質な人など色んなタイプの方がいて、会社関係なく、誰かが困っていれば親身になって相談に乗ってくださったり、行動してくださる方ばかりです。一つの仕事(現場)を完成させるために、色んな人が助け合い、支え合いながら仕事をするという姿勢は、とても魅力的だと感じます。
施工管理という仕事は、色んな人と話をして、様々なことを調整し、現場に携わるすべての人の安全を意識していくことが重要です。その業務内容は多岐にわたり、時には大変に感じることもありますが、私たちの日常を陰ながら支え、自分たちの手で、世の中をカタチにすることでできるという、この仕事ならではのやりがいは、何ものにも代え難いものだと思います。今後は、日本や世界を代表する建物に携わることができるように、様々な専門知識を学び、さらには必要な資格取得を目標に日々がんばっていきたいと思います。