学生時代は、部活動の野球とアルバイトに打ち込み、忙しくも充実した日々を送っていたと思います。就職活動を始めた当初は、メーカーへの就職を希望していました。漠然としながらも、「誰かのために役立つ仕事がしたい」と思ったからです。OKIクロステックを知ったきっかけは、親会社である沖電気工業を調べているとき。グループ会社一覧で見つけ、人々の生活の基盤である「電気・情報通信」分野の設計・施工を一手に担っているという点に興味を持ちました。私の時代は、リーマンショック後ということもあり、他の会社では、面接の前日に採用中止の連絡がくるなど、就職氷河期時代をひしひしと感じていました。そんな中、運よくOKIクロステックの選考が順当に進み、最終面接前に、先輩社員と話す機会があり、社員の方同士の雰囲気がよく、学生の自分に対しても丁寧に接してくれる姿を見て、こういう人たちと一緒に働きたいなと思ったのが入社の決め手でした。
入社当時、同期含め周りには理系出身者が多かったため、文系出身の自分がこの先やっていけるのかと不安な気持ちでした。しかし、入社してからの社内教育がとても充実していたため、その不安は杞憂に終わりました。特に印象に残っているのは、実際の職場で体験した営業研修。初めてお客様からの電話を受けた時の緊張感は今でも忘れられません。相手の氏名、会社名、取次先、要件を、メモを取りながら聞かなければならず、「電話を取る」ということがこんなに難しいことだとは思ってもいませんでした。配属後は電気分野の営業職に従事。当時は、仕事内容を覚えることはもちろんですが、お客様に顔と名前を覚えてもらおうと必死でしたね。見積書や請求書は郵送でも済みますが、敢えて持参して顔を合わせる時間を作り、お客様とコミュニケーションをとるようにしていました。年数を重ねるごとに、担当するお客様やご担当者も変わっていきますが、入社当時から行っている、「対面でコミュニケーションをとる」スタンスは、今でも、私の営業としての軸となっています。
2014年10月に完成したビルの新築案件は印象に残っています。入社して初めて携わった大型案件で、追加見積りの作成・お客様との折衝・社内打ち合わせと目まぐるしく各所を走り回りました。とても大変な仕事でしたが、上司のフォローもあり、無事竣工を迎えたときは達成感がありましたし、今でもそのビルを見ると当時の状況を思い出します。OKIクロステックは「チーム」で動く会社です。ひとつの仕事を完成させる為に、社内の様々な部署の方、協力会社の方など多くの人が関わり、協力し合いながら、進めていきます。仕事をする上で、悩んだり、迷ったり、壁にぶつかる事は必ずあります。しかし、「チーム」で動くOKIクロステックには、その壁を乗り越える為のヒントやアドバイスをくれる仲間が必ずいます。「新しいことにチャレンジしたい」「一人ではなくチームで仕事をしたい」「自分をもっと成長させたい」と思う人には、OKIクロステックはいい会社だと思います。